日本シーティング・コンサルタント協会とは

ごあいさつ

平成12年4月の介護保険法施行以降、福祉用具利用者が急増していますが、本来心身機能との適合が図られた上で使用されるべき福祉用具が、適合を受ける仕組みが不十分なため誤って使用され、かえって身体を悪くしてしまったり、事故等により新たな障害をおってしまう、などの事例が報告されています。
中でも身体に合わない車いすを使用し続けることは、変形・拘縮や褥瘡などの二次障害を引き起こし、また転落事故や転落を防止するための身体拘束につながるということが、数多く報告されています。

このような状況に対してわが国では、理学療法学や作業療法学分野での身体機能と車いすの適合に関する研究はまだ緒についたばかりで、理学療法士や作業療法士の養成教育の中でもほとんど触れられることがない状況にあります。

したがって、車いす使用者が身体機能と車いすの適合について相談したいと思っても、そのような技術を直ちに提供できる状況ではなく、身近なところでこのような相談が受けられる仕組みはわが国では未だ確立していません。

こうした状況から、理学療法学や作業療法学分野でのシーティング(いす・車いす使用者の身体的並びに社会的適合)に関する研究を進め、またそこで蓄積された高度な技術や経験を、社会の要請に応えて生かしていく機会を創出する必要があると考え、「日本シーティング・コンサルタント協会」を設立し、非営利団体として、シーティング技術関連の支援活動を通じて、広く公益に寄与することといたしました。


趣旨にご賛同いただける皆さまのご参画をお待ちしております。


特定非営利活動法人日本シーティング・コンサルタント協会
理事長 吉川 和徳